SESとは
SES(System Engineering Service:システムエンジニアリングサービス)とは、クライアント企業に対してエンジニアの技術支援を行う働き方のことを指します。IT企業の形態の1種です。
このSESを事業として行う企業をSES企業と呼びます。
SESと派遣の違い
SESと派遣は似ていますが、「エンジニアに対する指揮命令権の所在」が大きな違いとしてあります。
SESは、エンジニアが所属しているSES企業に指揮命令権があります。
派遣は、クライアント企業に指揮命令権があります。
SESの働き方
システム開発の契約形態としては大きく2つに分かれます。
契約形態 | 報酬対象 |
---|---|
①請負契約 | 成果物の完成 |
②準委任契約 | 業務遂行時間 |
SESは②準委任契約にあたります。
そのため、基本的には契約上の時間業務を遂行する働き方となります。
SESのメリットとデメリット
SESの主なメリットとデメリットを挙げていきます。
◆メリット
・様々な企業やプロジェクトで経験を積むことができ、幅広いスキルを習得できる
・顧客との対応スキルが身に付く
・未経験でも入社しやすい
・万が一現場が合わない場合に現場変更しやすい
◆デメリット
・自社帰属意識が薄くなりがち
・参画案件が決まらないと待機となる
SES業界の将来性
SES業界は、IT技術の進化と共に需要が高まり続けています。これはIT業界自体の成長とITエンジニアの不足からも明確です。
特に、AIやクラウド技術の導入が進む中で、専門的な技術者の需要はさらに増加すると予想されます。
このような需要がある業界の中で、企業としてもエンジニアの確保が必要となるため、SES業界は今後も成長していくでしょう。