単価連動型と単価固定型とは

1. 単価連動型

エンジニアの月単価に応じて報酬が変動します。契約上の単価に対して何%が支払われるため、案件の単価や現場の評価によって収入が変動します。何%かはSES企業によって変わります。

(例)単価80万円契約で60%の還元率の場合、48万円が報酬金額となります。
※交通費や社会保険料はこの金額に込みかどうかは企業によって異なります。

メリット:

  • 頑張りに応じて、報酬額を増やしていくことができます。
  • プロジェクトに急な変更や増加があった場合でも、適切に報酬が増加します。

デメリット:

  • プロジェクトへの貢献度が低いと単価と報酬が下がるリスクがあります。

2. 単価固定型

エンジニアの稼働時間にかかわらず、毎月固定の金額が支払われます。クライアントとエンジニアの間で最初に決めた月額単価が固定され、その月内に何時間働いても報酬は一定です。
精算幅というものが定められていることが多く、精算幅に満たない場合はその時間分減額、稼働幅を超える分はその時間分増額になります。

(例)精算幅140-180時間で月額単価800,000円の契約を結んだ場合、エンジニアが140時間働こうが180時間働こうが、報酬は変わらず800,000円です。

メリット:

  • 月ごとの収入が安定しているため、収入が予測しやすいです。

デメリット:

  • 月に精算幅内で長時間働いた場合でも追加報酬が発生しないため、労働時間が多くなると割に合わなくなる可能性があります。

比較まとめ

  • 単価連動型は、自分の頑張りに応じて収入を増やすことができますが、結果を出せないと収入が下がるリスクがあります。
  • 単価固定型は、報酬が安定していますが、精算幅のマックスまで働いても収入が変わらない点もあります。